※前ブログ『の~んびりころころ家族』からの引っ越し記事です。
名称など変更しての再掲載となります。
2019年7月から始めたブログなので、記事内の年月や家族構成等がおかしいですがスルーして欲しいです☆
こんにちは、おかんです
9月中旬『日本のマチュピチュ』や『天空の城』と呼ばれる兵庫県朝来市にある竹田城跡へ行ってきました
標高353.7Mの山頂に建てられた城で、城跡の下に広がる雲海で神秘的な景色を眺められるんです
雲海も毎日発生してる訳では無く、いくつかの条件が揃わないと現れないんだとか
その条件とは
☆9月~11月の明け方から8時頃まで
☆移動性高気圧に覆われている
☆前日の気温と当日早朝の気温の気温差が大きい
☆お天気が良く風が弱い
雲海は円山川から発生してる霧によって作られていて、諸々の条件が重なったときにモクモクとした雲海になるんだそうです
常に雲海が出ているんだと思ってたのでビックリ~
近くに住んでる方は予定を調整出来るけど、遠方から来られる方は見られるか見られないかは運によるものが大きいですね
雨が降ったら完全アウトですしね
はい。
ウチのことですよ。
しっかり降ってくれました・・・土砂降りの雨が・・・
天気予報では全く言って無かった雨が降る
もうネタとしても笑えない
雨雲よりもドンヨリした気持ちで車中泊をしたのは『道の駅 ようか但馬蔵』
途中立ち寄った『西紀SA』で買った黒豆パンをオヤツにしながら明日どうするか
話し合いというより嘆き合いをしてました(泣)
雨で雲海もでないだろうし、地面もグチョグチョでころ介を歩かせるのも大変だろうから中止にしよう
今回は諦めて起きたら帰ろう
そう決定し眠った翌朝、とりあえず雨はやんで少し晴れ間もありました
雲海が見られるのは午前8時まで
竹田城跡へは駐車場のある『山城の郷』から徒歩でしか行けません
そして、ゆるやかな山道をひたすら歩いて1時間かかります
起きたのは午前6時
道の駅ようか但馬蔵から山城の郷まで車で40分ほど
時間的にきっと間に合わない
でも、もしかしたら・・・
トイレは行けるときに行くべし!
『山城の郷』に車を停め、ころ介を抱っこカバンに入れて登山スタート
歩くのは舗装された車道です
車道があるのになんで徒歩?
車でいけばいいんじゃないの?
と思われるかもしれませんが、ここを走れるのはバスとタクシーと関係者の車のみ
一般車両は通行できません
早朝だったのでバスもタクシーも一台も通ってませんでした
山道というものの、ゆるやかな坂道という感じで舗装もされてるし車も来ないし歩きやすい
木々の緑も綺麗だし静かだし、散歩にするにはちょうどいい感じ♪
最初のうちはね。
初めは夫婦でなんだかんだ話をして景色を眺めてハイキング気分でしたが、徐々にきつくなる・・・
4.8Kgのころ介を抱っこし、ころ介と自分の荷物を持ち、だいたい5Kgの重りをプラスしての登山というのもあるのでしょうけど、足があがらない・・・
途中、バスとタクシーの乗降場がありました
ここからは完全に徒歩のようです
その先を数分歩くと『中腹トイレ』があります
山門の手前にあり、売店もありますが朝だったので開いてませんでした(;'∀')
竹田城跡に着くまでここ以外にトイレはなく、自販機もここから先にはありません
飲み物を持参されてない場合は、こちらで購入されることを強くお勧めします
私達は買っていかなかったので、喉がカラッカラになって大変でした・・・
看板には『大手門まで700m』の文字
おぉ~700mくらい、すぐやん~♪
思ったようなキツイ山道ちゃうしさ~
なんて思った直後から地獄を見た
ここからが本番か!と思える急勾配!
覚悟された方がいいですよ
雲海が消えてしまうまでに1分でも早く頂上に着くため、ガンガン飛ばして歩いてきて疲れてきてるし足がやばくなってるのに、まさかこんな坂道が待ってるとは思いもよらなかった
瀕死の我々に体力的ダメージだけでは飽き足らず、精神的にもダメージを与えるもの、それは『天気』
視界良好すぎて雲海の気配なんぞ、どこにもあらへんがな
これが普通の登山なら雨上がりでキラキラした木々の間から見える遠くの景色に癒されながら『ヤッホー』なんて言うんだろうけど(言うんか?)、私達が見たいのはモクモクした雲海
それでもここまで来たなら引き返すなんてもったいない
なんとしても頂上まで行きたい
いや、行かねばならない
なぜなら、早くトイレに行かないと漏らしてしまう危険が二人を襲っていたからっ!!!
それも大きい方・・・
なぜ中腹トイレで一旦休憩しなかったのか!
先を急ぐ方を選んでしまったがために爆弾抱えて歩く羽目になってしまったぁ( ;∀;)
どうせ雲海も出てないんだし、ゆっくりすればよかったのに憑りつかれたように進んでしまった自分を呪う
行きたくなくてもトイレを見かけたら入ることを強く強くオススメしますっ!
受験生にご利益ありそうな『落ちない岩』というものがありました
ギリッギリで踏ん張って落ちそうで落ちない
あともうひと踏ん張り
諦めないで頑張れ!!
ほぼ会話もなく中年夫婦の気色悪いハァハァ言う息遣いだけが響いていたけど、人の話し声が聞こえて到着したことが分かり笑顔が戻る♪
そして一目散にトイレに駆け込む(笑)
ただ、到着したのは竹田城跡への入り口
入場料の自販機がある場所で、頂上へはさらに200m登らなければいけないらしい
しかも階段をっっっ!(;゚Д゚)
ほんのちょびっと心が折れかけたけど、落ちない岩の精神で踏ん張って頑張ります
入場料は大人500円、中学生以下&ペットは無料でした
雲海よりも貴重な体験!大きな大きな虹の橋に言葉をなくす
最後の階段は思ったよりキツくて登り切ったところにある『北千畳』
少し広い敷地にベンチがいくつか設置されていました
やっと休憩できる~と放心状態で座っていると、後ろの方でザワザワしてる
なんやろ?って振り向いた瞬間、それまで疲れてヘトヘトだったとは思えない勢いで立ち上がり駆け寄った私達
今まで見たことのない大きさの虹が出ていたんです!
CGかプロジェクションマッピングなんじゃないか?と思えるほど、大きくてしかもすべての色がクッキリとハッキリと見える!
いつもは見上げて眺める虹だけど、立ってる位置より下から伸びているんです
本当に虹の橋で渡れそうでした
気づくのが遅かったせいで、ビデオカメラや一眼レフの準備をしているうちに半分くらいの薄さになってしまった・・・
でも、心のシャッターは超高速連写で思い出にしっかり残っています♪
このあたりの感動はYouTubeの動画にしているので、よろしければそちらを視聴してもらえたら嬉しいです(*'ω'*)
雲海はいつか見られるだろうけど、この大きな虹を見られることはもうないんだろうなぁ~
とても幸せな体験でした!
思いがけない天からの贈り物のおかげで、体の疲れもすっかり癒されて竹田城跡散策を開始
跡地なのでお城自体はないけど、てっぺんからの眺めは絶景♪
ころ介もマナーウェア着用でマーキング対策したので好きなように歩かせました
いたるところに自分が来た証を残そうとオチッコしまくってたけど、全部マナーウェアに入ってるからね~残念
草のニオイをたくさん嗅いで、風を感じて景色を眺めて
とても楽しそうに天空のお散歩を堪能したころ介でした♪
帰った直後は、あの道中を思い出すだけで疲れてしまうのでもう来ることはないかなぁなんて思っていたけど、やっぱり雲海を見てみたい!
そして、雲海から見える竹田城跡を遠くから眺めてみたい!
ということで、あと2回は訪れたい竹田城跡なのでした♪
最後に、『山城の郷』にあるトリックアートで雲海に包まれる体験♪
そして筋斗雲に乗る体験(笑)
長々とお付き合いありがとうございました!